国立能楽堂定例公演一月 高砂 夷毘沙門

d0226702_15002046.jpg国立能楽堂定例公演一月
2019年㋀5日(土)13時より

能 観世流
高砂
シテ 観世銕之丞、 ツレ 観世淳夫、 ワキ 福王和幸、 ワキツレ 村瀬提、矢野昌平、 アイ 大藏彌太郎
笛 竹市学、 小鼓 森澤勇司、 大鼓 佃良勝、 太鼓 小寺真佐人
後見 清水寛二、西村高夫
地謡 柴田稔

狂言 大蔵流
夷毘沙門
シテ 善竹富太郎、 アド(有徳人)善竹十郎、(毘沙門)善竹大二郎
笛 竹市学、 小鼓 森澤勇司、 大鼓 佃良勝、 太鼓 小寺真佐人
地謡 大藏吉次郎ほか計4人


高砂は調べると頻回に観ているけれど、あんまり印象に残らない演目だなあ。福王流で観るのは初めてかと思ったら、かなり昔に江崎金治郎さんという兵庫県在住のワキ方で経験済み。でも全く覚えていなかった。出だし、舞台に入るときの足拍子やしぐさが派手な気がする。
この曲、シテの登場までこんなに長かったっけ、と思いながら今回脇正面から観る。大鼓の佃良勝、横から見ると柿原崇志に何となく似ているなあ。

シテとツレ登場。姥の持っている先のふわっとした杉の葉っぱの束が杉箒、尉が持っている熊手がサラエ。

「高砂の松の春風吹き暮れて 尾上の鐘も響くなり」

橋掛で歌うこの二人、音の高さが全く合わない。望月で子方とツレが謡っているみたい。
姥の松緑と金の装いがgood。

「誰をかも知る人にせん高砂の」で舞台に入るのだけれど、尉はほとんど走るようにして入っていった。
しかし、淳夫の謡、1人だと上手くなったなあ、と思うのに銕之丞とだと???な感じ。怖いパパに委縮しているんだろうか。

今回、詞章をじっくり聞いてみようと思っていたのだけれど、前場の後半になったら物凄く眠くなってしまって残念。
気が付くとアイ語りになっていました。

さて、住吉明神登場。面を掛けているとすこぶる謡が聞きにくい。
颯爽と舞う神舞はさすがでしたが、これ、シテとツレ、逆バージョンを観てみたいな。

最後何となくワキツレの村瀬が立てないんじゃないかと思ったけれど、皆さん無事にお帰りになりました。

面は前シテが小尉(春若作)、ツレが姥(作者の記載なし)、後シテが邯鄲男(友閑作)


夷毘沙門は初めて観る演目。
善竹十郎が娘に婿を取ろうとすると、夷様と毘沙門天(多聞天)がやってきて「我こそ」、と張り合う話。
しかし、十郎の娘ではいくら美人だろうとかなりのお年…。

それはさておき、毘沙門天とは伊弉諾伊邪那美の第三子の蛭子だと主張するんだが、由緒は正しいかもしれないけれど、ちょっとね。

夷様が立ち上がる動作がちょっと美しくなくて気になりましたが、
2人の神様が張り合うとても楽しい話でした。

by soymedica | 2019-01-14 10:18 | 能楽 | Comments(2)
Commented by 通りすがり at 2019-01-20 20:57 x
公演日、違いますよ。
Commented by soymedica at 2019-01-20 22:05
> 通りすがりさん
おお、ありがとうございます。
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