狂言ござる乃座57th 佐渡狐、苞山伏、富士松、狂言獅子 双之舞

狂言ござる乃座57th
2018年3月25日(日)14時より@国立能楽堂

佐渡狐
奏者 野村万作、 越後の百姓 野村裕基、 佐渡の百姓 野村萬斎

苞山伏
使いの者 深田博治、 山人 岡聡史、 山伏 内藤連

富士松 太郎冠者 野村萬斎、 主 石田幸雄

小舞
海老救川 野村太一郎
芦刈 野村万作

狂言獅子 双之舞
白獅子 野村萬斎、 赤獅子 野村裕基
笛 藤田六郎兵衛、 小鼓 幸正昭、 大鼓 亀井広忠、 太鼓 小寺真佐人


相変わらず女性客の多いござる乃座。でもセルリアンタワーほどでは無いな。
まず、佐渡狐。萬斎の手になるパンフレットの解説によると、越後の百姓の役柄は「楷書」、佐渡の百姓、奏者の行書の芸に進む段階のものだそうです。
それを読んでから観るとなるほどなるほど。
今まで見た佐渡狐の中で一番面白かった。でも、祐基に比べてやはり萬斎、万作は上手いなー、と感じさせるその違いって何なんでしょうね。偉大な祖父・父を持つと、中年過ぎまできっと大変だよ。

苞山伏。山人の弁当(納豆を包むような藁苞に入っている)を盗んで食べたとぬれぎぬを着せられた山伏が、犯人を祈りだす、というもの。若手二人と深田という組み合わせ。これがなかなか面白い組み合わせで良かった。
しかし、ちゃんとした法力のある山伏って、狂言ではこれだけじゃないかな。
和泉流占有曲だそうです。

富士松。これ、なんと今までに3回観ている(記録によると一回は万作家で二回は萬家)のですが、途中で寝落ちすること2回、さっぱりわからなかったこと一回と、なんだかなー。
詞章を写真として保存しておいたので見てください。

小舞の海老救川。小舞を面白く見せるのは難しいけれど、やはり太一郎君もちょと苦戦。どこが悪いのか私にはよくわからないけれど、ベテラン陣との違いは明らか。何が違うんだろう。続いて長老万作の芦刈。ね、こちらの方が退屈せずにみられるでしょ。(しかし、野村家は皆高齢になっても足腰が強いね。)

最後は本日最大の見せ場、狂言獅子双之舞。能の望月でシテ方がやる獅子舞、額に扇をつけてやるあれ、あのいでたちの紅白2匹の獅子が舞うもの。側転、逆立ちなど、アクロバティックな動きを親子二人で見せる。萬斎ってもう50でしょ?大したものです。
パンフレットによるとごさる乃座10thで越後獅子―これは狂言の越後聟の舞を、これのみ単体とした小書き「祝言之式」によるもの―をやって以来、能楽の獅子舞の要素、越後の角兵衛獅子をミックスして工夫してきたものだそうです。

おめでたい雰囲気の中に終わったのでした。アクロバティックな動きの時には拍手しても良いんじゃないかなー。見所の皆さん、あまりにお行儀が良かった。

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by soymedica | 2018-04-02 18:03 | 能楽 | Comments(0)
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