フリック The Flick
2016年10月15日(土)13時より」@新国立劇場小劇場
作 アニー・ベイカー、翻訳 平川大作、演出 マキノノゾミ
美術 奥村康彦、照明 中川隆一、音響 内藤博司、衣装 三大寺志保美、
エイヴリー 木村了、ローズ ソニン、サム 菅原永二、スカイラー 村岡哲至
ネタばれあります。
東海岸の大学町のさびれた映画館。いまだにアナログ。
従業員は掃除、ポップコーン売り、切符売り、映写までやるが、映写が花形。
従業員は基本的に中流の下の白人らしい。
そこに映画マニアの黒人青年が従業員として加わる。
原作はピューリッツァ賞をとったというだけあって考えさせられる良い本ですが、3時間を4人(うちほとんどは3人で)で引っ張るというのがちとつらい。映画館の客席のみで繰り広げられる話なので、場面の転換も暗転だけで行われる。
以上を、日本人の存在感(物理的な意味でも)で小劇場とはいえ新国の大きさの客席を引っ張るのはちょっと。
話をもう少し刈り込んでも良かったかもね。
とはいえ、観てよかった舞台でした。