世阿弥がいた場所

d0226702_21551872.jpg世阿弥がいた場所 能大成期の能と能役者をめぐる環境 天野文雄 ペリカン社

世阿弥、観阿弥と時の権力者の関係を勘案しつつ、種々の曲の作成動機を探る論文集。
阿弥号を持った者たちと時の権力者足利氏そして天皇家との関係を考察。そして、自然居士、難波、白楽天、養老、老松などの曲が作られた背景について考察します。それぞれ、ささげられた対象は天皇であったのか、将軍であったのか。天皇と将軍の関係はどうであったのか、など、門外漢から見ても論文とはこうあるべきでは、というちゃんと資料に基づいた考察がなされています。

とても面白い論旨の運び方でなかなかエキサイティングなのですが、漢文そのままひかれているのでちょと辛い。ここに読み下し文と細かい解説をお願いしたいところ。

そして、ハードカバーの650ページは持ち歩くにも寝床で読むにも大変。上下に分けてくれたらよかったのに。
by soymedica | 2013-04-04 21:56 | 本・CD・その他 | Comments(0)
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