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国立能楽堂定例公演4月15日 

国立能楽堂定例公演4月15日

正面席 4800円

ネット予約、カード引き落とし方式にしてみた。当日劇場の自動発券機で発券。ところが、何とこの自動発券機が1台しか無い。何を考えているのだか。
前の人が何回かの切符をまとめて発券しているのでなかなか機械が空かない。さすがに窓口のひとが「こちらで」と言って窓口の中のPCで発券してくれたが…。あの窓口の人を二人から一人にして発券機を3台にするのと、いっそのこと自動発券をやめて窓口のみ(二人でさばけそう)にするか、考えた方が良いのでは。

鞍馬参り
シテ:善竹忠一郎、アド:大蔵彌太郎

小塩 車之仕方
シテ:金井雄資、ワキ:宝生閑、
ワキツレ:殿田謙吉、大日方寛、
アイ:大蔵千太郎
笛:松田弘之、小鼓:住駒幸英、大鼓:柿原崇志、太鼓:小寺佐七
後見:中村孝太郎、金森秀祥
地謡:渡邉茂人、今井泰行、水上優、當山孝道、小倉健太郎、武田孝史、高橋亘、朝倉俊樹

いかにも常連さんといった感じのお客さん多し。
前の席のじい様がやや大きな人なので、見にくい。椅子の配置を前後で半分ずらすとか、工夫したら良いのに。今度は電話予約にして端の席にしてもらおう。(観世のネット予約の方が席が指定できて便利。)

さて、狂言はシテもアドも比較的年配の方。おめでたい感じを出すのが主たる目的の狂言なのだろうが、何となくものたりなかった。セリフの間のとりかたのせいだろうか。

小塩。これは好きになりそうな演目。花見に来たらなにやらいわくありげな爺さんが桜の枝をかざして和歌の話をする。そのうち、ふっと爺さんは消えていなくなる。アイが「それは業平の化身でしょう」と説明する。
そのうち、花見車にのった業平の霊が現れ、舞を舞い、歌を詠む、というもの。
堪能しました。もしかしたら、シテの金井雄資が良かったのかも。そのへんのところは能初心者の私にはわかりませんが。
by soymedica | 2011-04-15 23:59 | 能楽 | Comments(2)
Commented by けんぴょん at 2011-04-17 15:55 x
備忘録さま、はじめて拝見しました。舞台の感想は簡単にして的確で私も同感です。
金井雄資師は堅実で基本がしっかりした完成度の高い型を見せます。
謡いも渋いのですがもう少し軽さがあっていいような気もします。宝生流は型どころも少なく地味な印象を受けるかもしれません。当日の客の入りにも表れているのでしょうか。金井師にはとても期待しているので注文が多くなってしまいます。
これを機に拝読させて頂きます。
Commented by soymedica at 2011-04-17 21:09
けんぴょん様
もう人生半世紀を過ぎて、初めて能を見てはまっています。
諸先輩の評などを読ませていただき、ナルホド、と思ったり、色々楽しんでいます。
長くて重々しい感想が書けるようになるように頑張ります。
あと、50年くらい待っていてください(笑)
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