万作を観る会 牛盗人 栗燒

d0226702_22510845.jpg万作を観る会
2017年11月22日(水)18時半より@国立能楽堂

小舞 海人

栗燒 太郎冠者 善竹忠重、 主 善竹忠亮

牛盗人 
藤吾三郎 野村万作、 奉行 石田幸雄、 太郎冠者 高野和憲、 次郎冠者 月崎晴夫、 子 松原悠太
地謡 竹山悠樹ほか

山伏 野村萬斎、 何某 深田博治、 
茸 中村修一、内藤連、飯田豪、岡聡史、月崎晴夫、竹山悠樹、高野和憲
鬼茸 石田幸雄


本日頑張ったけれど遅れてしまって、万作の舞が見られず残念。
やはり遅れてきて後ろのパイプい椅子で私と一緒に待機させられてきたおじさん、席はなんとパイプいすの真ん前の正面最後列通路側。なのに、そこに座ろうとしたら会場係のお姉さんに制止されてた。杓子定規なのか、チケットの座席番号に気づかなかったのか。

ということで、栗燒は途中から後ろの方で観たのだけれど、いつもはあんまりピンとこない善竹家の狂言、今回はとても面白かった。大蔵流は大蔵以外の苗字を名乗っている人が面白いという…。

今回のメインの牛盗人。前に見た大蔵流の鶏猫とよく似た筋。自分の父親が牛盗人(それも法皇の牛車を引く牛の)であると褒美欲しさに訴えた実子。何故かと言うと、盗人を訴え出たら貰える褒美に「父の釈放」を願い出るため。あまりの親孝行に奉行も涙。

子方の松原悠太君、何者だろう。苗字は野村ではないが、萬斎の女兄弟の子供かな。物凄く達者。
時々心配になる万作の息の荒さも本日は無かったし、何より、後ろ手に縛られて下居している姿勢からそのまま立ち上がる脚力に驚愕。ま、そんなところに驚いていては失礼ですよね。実は演技も円熟の味というより、なんだか若返ってきたような気もするんです。
奉行の石田も太郎冠者、次郎冠者の高野・月崎も素晴らしい。でも、万作に投げられて高野は空中前転していた(笑)。

続いては狂言の定番中の定番(あれ、でも万作家以外で見た事無いかもしれない)の(くさびら)。
萬斎が狂言を変えてしまった、と言うのがなんとなくわかる。動きが派手で、本人がどう思ってやっているのかはわからないけれど身体能力を誇示するようなところがある。が、狂言と言うものは本来観客の拍手に合わせて演技が変わって行くような、そういうお芝居だったのではないだろうか?

最後に全員が退場した後、笠を集めに後見とともに万作が登場。拍手なりやまず。淡々と笠を重ねて持って引っ込む万作。カッコいい。



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by soymedica | 2017-12-01 22:51 | 能楽 | Comments(2)
Commented by 櫻子 at 2017-12-03 10:19 x
客席後方での待機ですが、もし主催者側から事前に告知されていたのであれば、対応は間違っていないと思います。ひとり特例を認めれば、他のかたが不満に思われますし、不公平だとおもいますよ。
Commented by soymedica at 2017-12-03 10:31
> 櫻子さん
コメントありがとうございます。
きっと対応は統一されていないのだと思います。かなり前の方の通路側のチケット見せたら狂言の途中で入れてもらったことあります。
酷い時にはワキ方がもう舞台上にいるのに、前の席に人が案内されてきたこともありました。
事前告知は確か入場できない(あるいはお席にご案内できない)こともあります、みたいな表現だったかと(うろ覚えで申し訳ない)。
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