狂言の会 佐渡狐 鶏猫 政頼

d0226702_09434063.jpg狂言の会 
2016年1月27日(金)18時30分より@国立能楽堂
正面席4600円

佐渡狐 大蔵流
シテ(佐渡のお百姓)山本則重、アド(越後のお百姓)山本則秀、アド(奏者)山本則俊

鶏猫 大蔵流
シテ(河野某)茂山千作、アド(藤三郎)茂山七五三、(藤三郎の子)茂山虎真、(太郎冠者)茂山茂、(次郎冠者)鈴木実、(三郎冠者)山下守之
地謡 茂山童司・宗彦・逸平、松本薫

素囃子 神楽
笛 栗林祐輔、小鼓 森貴史、大鼓 原岡一之、太鼓 林雄一郎

政頼 和泉流
シテ(政頼)野村萬斎、アド(閻魔)石田幸雄、立衆(鬼)深田博治、高野和憲、竹山悠樹、内藤連、岡聡史、小アド(犬)月崎晴夫
笛 栗林祐輔、小鼓 森貴史、大鼓 原岡一之、太鼓 林雄一郎
地謡 奥津健太郎、野村又三郎、野口隆行、中村修一


考えてみたら今月は能は見ていなくて狂言ばかり。
入口に「東次郎怪我のため則俊に変更」の案内が出ていて驚く(数日後の喜多に出演していたそうでめでたしめでたし)。

前に何回か観ているような実がしていた佐渡狐。調べたら和泉流で一度観ただけ。あの時は話題が狐に行く前にもっとお国自慢があったような気もするが。
ともかく、佐渡に狐はいないのに居ると言ってしまった佐渡のお百姓。年貢を納める先のお役人に賄賂をやって特徴を教えてもらう。教えてもらったことも忘れてしまうので、「狐はどのくらいの大きさだ?」などなどの越後のお百姓の問いに答えられず、お役人にこっそり教えてもらう。
でも、お役人の前を辞してから、越後のお百姓に狐の鳴き声を聞かれて…。
こちらが見慣れてきたのか、それとも若手が(と言っても則秀・則俊)がこなれてきたのか、昔ほどがちがちの硬さを感じなくなった最近の山本家です。

次いで同じ流派でも大分違った茂山一家の鶏猫。前回は昨年竜正くんで観ています。大分しっかりしてきて安心して見ていられるようになりました。新千作、七五三のコンビもよろしい。これ、千五郎だとかなり印象が変わるでしょうねー。
偉い人の可愛がっていた猫が鶏を取るので殺してしまった父親。それを告発して褒美をもらおうとする息子。その褒美とは、という話なのですが、かなり長い理屈っぽいセリフを竜正くん、わかりやすく言えて良かったです。

神楽は小鼓が今一つの印象でした。

政頼も前に一度観ていますがほぼ同じ顔ぶれ。地獄で暇な閻魔大王と鬼たちが、六道に出て人間を待っていると、やってきたのが政頼。政頼の見事なタカ狩りを見せられて、閻魔大王もついつい3年娑婆に戻ることを許してしまい、あまつさえ贈り物までしてしまうという。
和泉流の物かと思ったら茂山家にもあるそうです。

羽が広がる立派なタカの作りものができたので…という話を野村万作か満斎がどこかでしていたような。この作り物のおかげですっかり万作一家の曲となりましたね。
鬼たちが取った獲物のお相伴にあずかるところが好き。

所で野村太一郎、最近万作家とよくジョイントするようですが、一緒になるのでしょうかね。

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by soymedica | 2017-02-01 09:44 | 能楽 | Comments(0)
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