萬斎インセルリアンタワー16 鬼瓦 三人片輪

d0226702_14505419.jpg萬斎インセルリアンタワー16
2016年12月1日(木)19時より@セルリアンタワー能楽堂

解説 野村萬斎

鬼瓦 
大名 石田幸雄、太郎冠者 月崎晴夫

三人片輪
博奕打 野村萬斎、 有徳人 飯田豪、 博奕打 高野和憲、深田博治


16回目だそうだが、初めて行ってみました。ほとんどの客が「おばさん」と言われる年齢の女性(笑)。
横の畳席が使われているのを久しぶりに見ました。


最初の「解説」というのは曲の解説ではなくて、萬斎のこの一年の解説だったのには笑いました。
どうもスキャナーという映画は当たらなかったらしい。
面白かったのはコスタ・リカでの狂言興行の話。一般から茸の役者を募集して、現地の人にやってもらったんだそうな。観たかったなー。
ゴジラの話も出ました。あれは道成寺のシテの祈りの動作がはいっているらしい。へー。


狂言はまず大好きな鬼瓦から。とても短いけれど、笑っちゃう。
鬼瓦は石田幸雄が物凄く良い味をだしていました。今回の役は地かな。楽屋で若い者に「うちの女房は鬼瓦みたいだからね」と言っている姿が目に浮かぶ。


ずっと観たかった三人片輪。パンフレットの下に小さく「上演中、現在不適切とされている語句が出てまいりますが、決してそれ以外の意図はございません。古典ということでご了承いただければと存じます。」それ以外、ってなんでしょうね。
現代でも聴覚障害のふりをして身障者手帳とったり、という事件がありましたが、まあ、そういう話です。

お金持ちが「身障者雇用促進」の札を立てます。偉い人ですね。ところがそれを見たのが三人の博奕打。高野は偽めくらに、深田は偽いざり(下半身まひのことです)、萬斎は偽の啞になってそれぞれお金持ちに雇われます。顔を合わせてお互いびっくり。
お金持ちが出かけたすきに、盗み酒をして宴会。
ここでみんなが小舞をするのが見せどころ。高野は「風車」というおもちゃ尽くしのもの、深田は「兎」、萬斎は「景清」。深田と高野の小舞を見るのは初めてのような気がしますが、さすがにこの二人は上手。

で、帰ってきたお金持ちに見つかって…。最後のところも面白いオチでした。

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by soymedica | 2016-12-03 14:52 | 能楽 | Comments(0)
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