千五郎狂言会第十八回 鼻取相撲 清水 重喜

d0226702_1250670.jpg千五郎狂言会第十八回 
2016年3月17日(木)19時より@国立能楽堂
正面席6500円

鼻取相撲
茂山千五郎、茂山茂、茂山正邦

重喜
茂山千五郎、茂山虎真、茂山逸平

清水
茂山宗彦、茂山七五三

(出演者並べて書いてみると 茂 のオンパレード)
切符の売り方が下手なんじゃないか?だいぶ空席の目立つ国立能楽堂。

鼻取相撲は初めての演目。情けない大名がもう一人召し抱えよう(3000人とか大風呂敷を広げて最終的に一人に落ち着くところはお約束)と、太郎冠者を遣わすと、運よく街道で求職中の者に出会う。虚勢を張って、馬を持っているように見せたり、というのもお約束。演者同士の微妙な間の取り方が笑いを誘う。
しかし、求職している方も馬のふせ起こしが得意、とか必ず言うが本当かな。

お白洲へ回ってお目見え、ということはこの情けない貧乏大名にもそれなりのおうちがあるらしい。新しい使用人の特技が相撲、というところで、いかにも弱そうな太郎冠者はお相手をご辞退。大名自身が相撲を取ることになったが、
この相撲は、鼻をつねったり、拳骨で殴ったり…。鼻をかわらけで守るところが見せ所。


夕方人気のない泉に茶の湯のための水を汲みに行かされる清水。桜模様の長裃の七五三は元気そうなのに、宗彦、出てきて七五三の後ろに座った途端にかなり大きなため息。お疲れなのか?
いやなお使いを頼まれた太郎冠者の宗彦。かなり表情を作ります。お家によっては「表情で演技してはいけない」(山本家でしたっけ)そうですが。そういえば和泉流も結構表情で演技しますが、茂山家ほどではないし、萬斎より若い人たちはやらない。


重喜。こんな小坊主がいたら可愛いだろうな。「私にもお布施を下されますでしょうか」だって。真虎、子供子供した頼り無い顔つきが少し少年らしくなってパパに似てきました。セリフもちょっと詰まったものの、助けなしで全部言えましたし。

住職様、お布施をたくさんくれそうな檀家に明日はお出かけ。頭を剃ろうか、と。門前のいちゃに剃ってもらうつもりだったのが、いちゃ外出中。しょうがなく、重喜に剃ってもらうことに。最初にかぶっていたロールケーキみたいな大きな被り物をとると、下は普通の頭巾。胡坐をかいて用意をすると、重喜、じいちゃんにつまずいたりして早速お説教。

三歩下がって師の影を踏まず、でも、鼻をそっちゃいけませんよねー。


本日も楽しかったですが、何となく皆さん襲名を前にしているというのに意気の上がらない感じが気になりました。お疲れなのか??
皆さん、千作、千五郎襲名の特別講演は10月30日ですぞ!
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by soymedica | 2016-03-22 12:52 | 能楽 | Comments(0)
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