銕仙会青山能九月 おひやし 龍田

d0226702_11275871.jpg銕仙会青山能九月
2015年9月30日(水)18時30分より@銕仙会能楽研修所

仕舞
班女クセ 谷本健吾
藤戸 鵜澤久

おひやし
シテ(太郎冠者)深田博治、アド(主)岡聡史

龍田
シテ(神巫、龍田明神)長山桂三、ワキ(旅僧)大日方寛、ワキツレ(従僧)野口能弘、御厨誠吾、アイ(里人)内藤連
笛 藤田貴寛、小鼓 森澤勇司、大鼓 原岡一之、太鼓 大川典良
地謡 馬野正基


早めに行ったので、割と前の方と思ったら、前のおじさまがちょっと大きめの人だった。ワキ正面を選べばよかったかな。自由席だと諦めが悪いのが私の悪い癖。

おひやしは舟ふなと似たような主従もの。こういう小品結構好きです。深田が良かったし、岡もまあまあ。


ちょっと季節が早いけれど、龍田。シテの長山桂三は私の見たところ銕仙会の中堅の中で頭一つ抜きんでた存在。今回も期待して切符を買いました。
まず、大小前に一畳台が出される。観世淳夫と青木健一が運んだのだが、下がって位置を確認した青木が大きく位置を直したのが珍しかった。上には華やかなオレンジの引き回しをかけたお家を載せます。

全国納経の旅の僧が、奈良から河内へ向かおうとする途中で龍田川にやってきました。すると、「川を渡るな」と難癖をつける女が出てくる。本日の僧の大日方、あまり力まず良い感じです。
女についていくと、枯木立の中に一本だけ御神木の紅葉が綺麗。これが御神木で実は私は龍田明神、と言って女は御殿の中に消えていく。


アイの内藤クン、昔ハンサムな子だなー、と思ったけれどだんだんおじさんになってきた。

ま、それはともかく、神々しい龍田明神が現れる。前シテよりもちょっと老けているんですが、神様というのはそういうものなんでしょうか?と思ったら後の解説で馬野が、「前・後同じ面でやることもあります。」と言っていました。冠をかぶった時に映える増は「天冠下」というらしい。

最初のクセのところでは幣をもって、神楽の所では扇をもって舞います。特に後場には筋はありません。綺麗な言葉が連ねられて、きれいな舞を楽しみますが、やはり長山の舞は危なげが無いだけでなく、引き付けるものがあります。袖をかずくとろこが今一つかな、と思ったけれど、二度目は良かったし。特に神楽では何気ないしぐさが綺麗に決まっていました。

囃子が今一つだったかな。特に大鼓に気になるところが多かったです。

面は前シテが作者不詳の小面、後シテが洞水の増女。
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by soymedica | 2015-10-04 11:28 | 能楽 | Comments(0)
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