国立能楽堂七月普及公演 簸屑 大瓶猩々

d0226702_2348321.jpg国立能楽堂七月普及公演
2015年7月11日(土)13時より

解説 動いている江戸期の能楽 松岡心平

狂言 和泉流 簸屑
シテ(太郎冠者)三宅右近、アド(主)三宅近成、小アド(次郎冠者)高澤祐介

能 観世流 大瓶猩々たいへいしょうじょう
シテ 井上裕久、ツレ 吉波壽見、寺沢幸祐、浦部幸裕、橋本光史
ワキ 工藤和哉、アイ(水神)三宅右矩
笛 竹市学、小鼓 住駒匡彦、大鼓 佃良勝、太鼓 三島元太郎
後見 武田尚浩、武田友志
地謡 関根知孝ほか


暑い。能楽堂の前庭で蚊に刺されたが、デング熱は大丈夫だろうか(昼間活動する種類の蚊が媒介するらしい)。

江戸期の能楽、あんまり得意じゃないんですが、と松岡心平。式楽と呼ばれてあまり新しいことは無かったように思われている江戸期の能楽ですが、そんなことも無いようです、と。役者の年俸制を始めたのは秀吉で、この時には金春がひいきにされていて、その後江戸時代色々な流儀がそれぞれこの世の春を謳歌したらしい。

家重とか家治あたりのころの観世元章は大変重用され、弟に銕之丞家を分家するのを許されたり、有名な明和の改正本を作ったりということがあった。元章は能全体をプロデュースしようという意識の大変高かった人だということです。


お話の後は簸屑だったのですが、すいません、後半寝てしまいました。

猩々はさすがに派手なので寝られない。が、派手な演目なのに本日のワキ高風は地味目な方。高風登場、次いで童子登場、童子が引っ込むと水神が出てきて踊りでも踊ってくれるかと思ったら、猩々の解説と猩々の呼び出し方―酒が好きだし、沓をはきたがるので沓の作りものを置いておく(なぜ本物ではいけないのか???)―を教えてくれました。

そのまま一畳台が出て、その前に立派な壺が。高さ120センチと見ました。蓋をあけるにはやはり一畳台が必要ですね。
猩々(最初に出てきたのがシテだったか)が二匹登場、少し踊って後の三人を呼ぶ。そして壺のふたをとって踊り楽しむ。中の舞だそうですが、舞台に二匹、橋掛かりに三匹。とても良く揃って華やか。最後にツレは橋掛かりに、舞台にはシテが。

大瓶は太平に音が通じて大変にお目出度いものだそうですが、本当に。
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by soymedica | 2015-07-17 23:50 | 能楽 | Comments(0)
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