銕仙会青山能5月

d0226702_17322489.jpg銕仙会青山能5月
2015年5月27日(水)18時30分@銕仙会能楽研修所

仕舞 
俊成忠度 鵜澤光
笹之段 岡田麗史


シテ(山伏)大蔵千太郎、アド(兄)大蔵基誠(弟)吉田信海

夕顔
シテ(里女、夕顔上)谷本健吾、ワキ(旅僧)則久英志、ワキツレ 館田善博、野口琢弘、アイ 大蔵教義
笛 杉信太朗、小鼓 大山容子、大鼓 安福光雄
地謡 柴田稔ほか


行ってからもう一週間近く経ってしまった。
とりあえず記録ですから書いておかないと、行ったことすら忘れてしまいそう。

ということで。かけだし山伏ものなんですが、舞台の上で出演者三人が「ほ、ほー」と啼く。子供だったら見所から一緒に「ほ、ほー」と声をだしそうだな、というようなノリ。小学生のころ皆で行った日生劇場のミュージカルを思い出した。(事前に観客に声を出す練習をさせる。)


この辺で見所は満席の満席。青山能ではいつものことではあるけれど、いつもにもまして若いお客さんが多い。

夕顔。今回初めて女性の小鼓を聞きました。声のコントロールが大変なのでは、と思いましたがどうなんでしょうか。それとは別に出だしでは囃子全体の調和が宜しく無かったようです。

ワキ僧たちは元気いっぱい。声がとてもきれいで謡も上手ですけれど、ぼんやり聞いていたのでは天気の良い野原のイメージ。雨の降りかかる茅屋の風景とは思えない。まあ、若いからね。

若い女が出てきて僧の一行に夕顔の話をして消える。
この辺、集中したかったのだけれど、後ろの方の婆様御一行が賑やかで…。お一人初めての方がいるのか、質問したりそれに答えたり。ご自分たちはひそひそ声のつもりなのでしょうけれど、高齢になるとそういう声を出しにくく、聞きにくくなるので、結果として普通のお話の声くらいになってしまうのですが、意識していないのでしょうね。

アイ語りも元気。
そして後シテ登場。この衣装の色合わせが素敵だった。説明するのが難しいのだけれど、淡い、そして洗練されすぎない色合わせで、「庶民の美人」と言う感じ。そういえば面は御増女(洞水作)とのことですが、これもちょっと庶民的なお顔。綺麗に舞います。

シテのtwitterによると不満足な出来でミスもあったらしいが、私はそこそこ楽しみました。何だか盛り上がりに欠けるような気もしましたが。
全体に出演者に元気の良さがみなぎりすぎて、湿り気が足りなかったかな。

夕顔って難しい筋だと思います。後の解説でも半蔀と比べて一筋縄ではいかない、というようなことを柴田が言っていました。また何かの機会に観てみよう。
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by soymedica | 2015-06-03 17:37 | 能楽 | Comments(0)
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