国立能楽堂狂言の会 墨塗 野老 髭櫓

d0226702_21331210.jpg国立能楽堂狂言の会 
2015年4月29日(水)13時より
正面席4140円

墨塗 大蔵流 
シテ(大名)茂山七五三、アド(太郎冠者)茂山千三郎、(女)茂山あきら

野老ところ 和泉流
シテ(野老の精)野村万蔵、ワキ(旅僧)野村萬、アイ(所の者)吉住講
笛 栗林祐輔、小鼓 鳥山直也、大鼓 大倉栄太郎
地謡 野村万禄ほか4人

髭櫓 大蔵流
シテ(夫)山本東次郎、アド(妻)山本則孝、(告げ手)山本凛太郎、立衆 山本則秀、若松隆、山本修三郎、山本則重
笛 栗林祐輔、小鼓 鳥山直也、大鼓 大倉栄太郎、太鼓 梶谷英樹


連休も前半に観たものなので記憶も薄れてしまいましたが、楽しかった気分だけは残っています。

茂山家の狂言は微妙に現代風なのか、誰にでも受け入れられると思います。墨塗もなんだかこういう大名いるよね、と感じさせる。気の弱い騙されやすい優柔不断の大名、七五三って実際にもこんな人ではないかと(失礼)思わせてしまう演技。装束だけは強そうに鬼の模様。
もうちょっと派手に墨を塗った方が面白いけれど。
あきらの女も良かった。


今回も野村太一郎休演でしたが、ご病気でしょうか。大したことなければ良いのですが。野老とは山芋の事らしい。ハート形の葉っぱのあれ?能仕立てです。結構笑える。何がおかしいと言われると困るのですが、昔は宴会芸くらいのノリだったのかな、という話。能仕立ての野老の精のお話といっておけば、能を見る人にはわかると思うけれど。
野老の精は鍬を担いだうそふきの面で、頭には野老と思しき作り物を載せて出て来ます。どうも茹でても食べるらしい。今は生で食べるのが主流ですが、そういえば火を通しても美味しいですね。
野老を掘る人、掘られる野老の両方をシテ一人が演じるところも能仕立てですね。また観たい演目。


髭櫓は前に萬斎のシテで観ていますが、あちらの方が道具立てが華やか。櫓の旗も多いし。烏帽子の後ろから東次郎の禿げたおつむりがちょっと出ているところがラブリー。
わわしい妻とその一行、毛抜き背負っていないな、と思ったら後見が渡していました。
途中で櫓の持ち手が壊れてハラハラしたらすかさず後見の則俊がフォロー。
フォローしてもらったけれど、髭を抜かれちゃうんですよね。ハハハ。
私の隣に座っていた夫は何か身につまされたようでした…。
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by soymedica | 2015-05-05 21:36 | 能楽 | Comments(0)
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