国立能楽堂狂言の会 鴈礫 千鳥 賽の目

d0226702_134364.jpg国立能楽堂狂言の会
1月29日(木)18時30分より

鴈礫 大蔵流
シテ(大名)大蔵彌太郎、アド(使いの者)茂山良暢、(仲裁人)善竹忠一郎

千鳥 大蔵流
シテ(太郎冠者)山本則俊、アド(主)若松隆、(酒屋)山本東次郎

賽の目 和泉流
シテ(聟)野村萬斎、アド(舅)石田幸雄、小アド(太郎冠者)月崎晴夫、(聟)深田博治、高野和憲、竹山悠樹



狂言の会、大蔵流宗家、大蔵流山本家、和泉流野村万作家の勢揃い。こうやって並べると、大変失礼ではあるが、大蔵流宗家の力がちょっと。特に彌太郎の力不足が目立つ。

鴈礫では例によっておバカな大名が弓で鴈を射ようと出かけていくが、もたもたしているうちに、通りかかった使いの者が礫で鴈を打ち殺してしまう、「本当は自分の鴈だ」と取り戻そうと奮闘する話。長袴のさばき方、弓の扱いなどが気になるんですよね。

千鳥。つけの溜まった貧乏な主人に「酒買ってきてくれ」と頼まれた太郎冠者。もう、つけでは売らないよ、という酒屋との駆け引き。やはり東次郎は上手だし、周りを固める一族も粒ぞろい。この演目を大蔵宗家で観たら、寝てしまうでしょう。


賽の目は初めての演目。地獄で閻魔さまと賭け事をする話かと思ったら、そうではなく、婿取りの話でした。算術の上手いものに財産と「美人と評判」の娘をやろう、という舅。500組(1000個)の賽の目の数は?という問題を出します(一緒に見所で計算してボケていないことを確認しました)。
深田君、足の指まで使っての奮闘むなしく敗退。高野、烏帽子をかぶっていると若いが敗退、竹山君も敗退。
ここにいかにも小賢しい萬斎登場。賢さに喜んだ舅はさっさと隠居所へ。娘の顔を見た萬斎は「失敗した~」と思うのですが、逃げるすきもあらばこそ、娘に背負われて退場するのでした。

ところで、石田幸雄って漫画に描きやすそうな顔ですね。
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by soymedica | 2015-02-04 23:32 | 能楽 | Comments(0)
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