国立能楽堂九月定例公演 薩摩守 是我意

d0226702_2354299.jpg国立能楽堂九月定例公演
9月19日(金)18時半より
正面席4900円

薩摩守 大蔵流
シテ 善竹富太郎、アド(茶屋)善竹忠重、(船頭)善竹十郎

是我意 白頭 金剛流
シテ 金剛永謹、ツレ 種田道一、ワキ 森常好、ワキツレ 館田善博、森常太郎、アイ 大蔵教義
笛 藤田六郎兵衛、小鼓 大倉源次郎、大鼓 白坂保行、太鼓 観世元伯
後見 廣田幸稔、工藤寛
地謡 宇高通成ほか


まずは薩摩守から。和泉流でしか見たことはないのだけれど、まあ、同じ。狂言では一つ一つの動作がきちっと終了するまで次の動作に移ることがあまりない様な気がするのだけれど、このお家の人たちは何かしながら足が次に向かっていたり、体の向きを変えたりするので、ちょっと違和感がありました。
茶屋の長袴のさばきが今一つの感じ。


是我意って面白い演目ですよね。今回も前シテは直面。金剛永謹は凄く背が高くて強そうなので、悪い天狗の役がぴったり。そしていかにも日本の天狗という感じの種田。良い組み合わせです。観世銕之丞&喜正の時のコミカルな感じはないけれど、これはこれで好きです。

シテ、ツレともに真面目な感じでしたが、地謡も凄くまじめな感じ。これが金剛の持ち味でしょうか。

日本の危機を伝えようと手紙を持った能力登場。前の時には箒のようなものに手紙をはさんでいたけれど、今回は棒の先にはさんでいます。嵐におびえて橋掛かりを退場。

有難いお坊さんの乗る車がワキ座に出されます。紫の天蓋、紺と白のストライプの車輪。常好僧正が車にのり、両脇に従僧が。最初の謡のあとは、いつもの配置になります。

天狗登場。今回は悪尉癋見という面に白頭、白地に金模様という素晴らしい姿。舞金剛と言われていると聞いたので、もっとすごい動きがあるかと思いましたが、意外に地味。車の轅をとるくらいですかね。ワキもあまり動きませんでした。
と、思っているとの天狗が退場間際にワキにはっしと数珠を投げつけてかっこよかったです。とても負けたとは思えない。
そして幕の向こうでも袖を勢いよく巻き付けて威嚇するのでした。
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by soymedica | 2014-09-22 23:08 | 能楽 | Comments(0)
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