国立能楽堂夏スペシャル狂言と落語 宗論

d0226702_1219016.jpg国立能楽堂八月公演 国立能楽堂夏スペシャル
狂言と落語・講談 

8月29日(金)18時30分より
正面席5100円


講談 扇の的 神田松鯉
落語 宗論 柳亭市馬
素囃子 楽
笛 栗林祐輔、小鼓 鳥山直哉、大鼓 佃良太郎
狂言 宗論
シテ(浄土僧)山本東次郎、アド(法華僧)茂山七五三、(亭主)山本則俊


久しぶりの国立能楽堂。
講談の扇の的は「那須与一語」の講談版なのだそうだが、遅刻していったので聞けず。

落語の「宗論」はもともとは狂言の宗論と同じように仏教の宗派の対立を書いたものであったのが、息子の宗派をキリスト教に書き直したものだとか。非常に短い噺なので、枕が長い。初めて聞く噺なのは短すぎて扱いが難しいからあまり取り上げられないからなのかもしれない。
しかし、今これを新作としてやったら少数派キリスト教を扱ったものでもかなり物議をかもしそう。ましてや仏教内部の対立を面白おかしく語ったりしたら、放送禁止になるのではないだろうか。昔のほうがおおらかだったのだろうな。


囃子が出てきて楽の演奏。若々しくて一生懸命。そのまま宗論へ。一応シテは浄土僧ということになっているが、双方とも同じくらいの重さの役だと思われ、どちらの役を振り当てるかは役者のイメージがかぶってくるのでそこも面白いかもしれない。
同じ大蔵流とは聞かされないとわからないくらい持ち味の違う山本家と茂山家。ひょうひょうとした東次郎のいい加減な浄土僧、直情型だけれどもやっぱり教義のわかっていない七五三の法華僧。
これは面白い演目で、もっと上演されても良い様な気がするのですが、演ずるのが難しいのかもしれませんね。

楽しい公演でした。
[PR]
by soymedica | 2014-09-01 12:20 | 能楽 | Comments(0)
<< 白翔会公演 養老 空腕 恋重荷 世阿弥の能を読む >>