のうのう能PLUS Vol.7 三井寺

d0226702_816798.jpgのうのう能PLUS Vol.7 三井寺
2014年6月28日(土)14時より@矢来能楽堂
正面席7000円

解説 小林健二

仕舞 
網之段 馬野正基
隅田川 観世喜之

三井寺 
シテ 観世喜正、子方 馬野訓聡、ワキ 森常好、ワキツレ 館田善博、森常太郎
アイ(門前ノ者)山本則重、(能力)山本則秀
笛 藤田六郎兵衛、小鼓 曾和正博、大鼓 亀井広忠
後見 観世喜之、奥川恒治
地謡 馬野正基ほか


降ったり止んだりの梅雨らしいお天気。能楽堂は満席。
解説の小林健二さんは私のすきな方で、今回もわかりやすく明晰なお話。ハンドアウトも整備。ハンドアウトがパワポでなくしかも縦書きというのも能楽堂らしい。


仕舞は関連曲の桜川と隅田川から。隅田川の仕舞ってあまり見せ場の動きが無いのですが、それをちゃんとやれるのが観世喜之なんだな。


三井寺。子供を探しに清水寺にまではるばる静岡からやってきた母。お世話する門前のものが夢占いをすると、息子は三井寺にいるのでは。ここの洒落が面白い。
では、と三井寺に急ぐ母。

三井寺では幼い男の子を連れた僧の一行が月見。子供が退屈しないようにと、能力が楽しい舞を舞います。前にこの曲を見たときにもアイは山本家の人たちだったのですが、あんまり印象に残っていません。今回の二人はとても良かった。

そこに物狂いの母が。物狂いの芸を見たい能力とそんなものを入れたくない従僧。館田善博の演技、そんなに強く止めなくても、とそこだけ浮き上がってしまった感じ。

ところで、今回鐘楼は正面席を向いていましたが、前に観たときには目付柱方向に斜めに向いていたような気が。あれも演出のひとつなのでしょうか。
母が鐘を衝いた直後に後見が出てきて紐を最初と同じように凄くきっちりとたたんだのが印象的。ざっとかけておいて最後に引いてくるときとか幕からだしてから畳もう、という気は無いらしい。

子方がモソモソしだして、脚かな? と思ったら自分の出番が近づいて緊張してきたらしい。とても良くできました。最近出番が多くて大変でしょう。そしてワキはみんなそうですが、子方のサポートが上手い。

喜正の謡が綺麗だったし、ワキもアイも地謡も囃子も一流人揃いで元気。でも、なんとなくもうちょっと「間」をとっても良いのでは、と思わせる一曲でした。この大きさの能楽堂となると、しっとりした情感を出すには音量も速さも抑えめ抑えめにしたほうが。国立ぐらいの大きさなら気にならないのでしょうが。


参考は
能の鑑賞講座一 三宅襄 檜書店
これに書いてあるのと大分違います。流儀によって随分と細部の異なる曲らしい。
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by soymedica | 2014-07-01 08:18 | 能楽 | Comments(2)
Commented by skuna@docomo.ne.jp at 2014-07-06 05:42 x
実はブログが出来てからお気に入りに入れててチェックしてたんです。

こんな風に書き込むのは初めてだし、もしかしたら承認されないんじゃないかなぁって思ったんですけど…

実は家族のこと、とくに子供のこととか、別れた旦那のことで凄くつらい思いをしてた時に、色々ブログをさまよってたら、こちらのブログにたどり着いたんです。

いつの間にかこの素敵なブログの世界観に吸い込まれて、なんだか私自身が救われた気持ちになれたのは言うまでもありません。

こんな風に自分が正直になれたり、凄く感謝してる思いです。

勝手にこんなこと言われても困っちゃいますよね?ごめんなさい。。。

もっともっと知りたくなったっていうのもあって、私の直接の連絡を入れておきました。

こんなに素敵なブログの管理してるんだから、ご自身にも魅力があるんじゃないかって・・・勝手に思っちゃって、私の連絡のせておいたのはそれが理由なんです。(もし迷惑だったら削除して頂いても構いませんからね。)

ちょっと不安定な天気が続いちゃいますけど、風邪とか気を付けてくださいね。お身体ご自愛ください。
Commented by soymedica at 2014-07-06 09:22
素敵なコメントありがとうございます。
世界観なんて凄いものはありませんが、もし、これを読んで楽しい気持ちになっていただけたのなら嬉しいです。
コメント、ありがとうございます。
ただ、これ非公開コメントになさったほうがよろしくありませんか?
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