国立能楽堂冬スペシャル 蝋燭の明かりによる 謡講 二人静

d0226702_20344676.jpg国立能楽堂冬スペシャル 蝋燭の明かりによる
2月13日(木)18時30分より
正面席6100円

お話 謡講のこと 井上裕久
謡講形式の
独吟(便用謡)九重
替謡 酒鉢木
素謡 通小町


能 二人静 観世流
シテ 観世芳伸、ツレ 藤波重彦、ワキ 殿田謙吉、アイ茂山良暢
笛 杉 市和、小鼓 鵜沢洋太郎、大鼓 佃 良勝、
後見 山階彌右衛門、上田公威
地謡 岡久広ほか


ホールに謡講という提灯がさがり、舞台には障子のような衝立が。これは井上家の先代が「どこでも謡講ができるように」と考案したものだそうです。謡う人はこの衝立の後ろで謡います。本来的には表座敷にお客さんがいて奥座敷で謡うものだったらしい。表座敷のお客さんはゆったりと一献?
そして白州にはたくさんの蝋燭が。

これがとても面白かったので写真にとろうとしたら、若い会場係の女性に「撮影は禁止です」と止められた。開演前だったし、彼女の担当範囲外のところでは皆写真を撮っていた。その後の休み時間もOKだったのに、なぜ、開演前の私の周辺だけ禁止??よっぽど能楽堂に文句行ってやろうかと思ったけれど大人げないのでやめておいたけれど。

さて、謡講。素謡の通小町はともかく、便用謡(何かを覚えるための謡)の九重というのは京都の通りのなまえがずらずら並ぶもの、替謡は替え歌ですね。もとの鉢木を知っているとおもわずニヤリとするもの。今では教養を試されているような気がするでしょうが。


二人静も蝋燭の光の中で行われます。薄暗くて「若菜摘む」という感じではないけれど。蝋燭の光に慣れるまでは薄暗いうえに光がちらちらするのでとても目が疲れます。それと薄暗いので音が気になる。囃子の出だし、皆さん調子になかなか乗れず、という感じに聞こえてちょっとイライラしました。うーーーむ、鉄輪なら良いけれど、二人静でこの雰囲気とこの囃子。そして、ツレも謡が若干ごつごつした感じで若い女性とは感じられない。

何となく前半説明的に終始。ワキがツレに静の装束を渡すと、大小まえというより正中に近いところで物着。奥だと暗くてやりにくいのだろうか。

静の霊が現れての相舞。これが実は物凄く退屈だった。合わないなら合わないなりの面白さがあるとは思うのだけれど、シテとツレの実力差がありすぎる。仕舞って基本的にあまり大した動作は無いと思うが、シテは上手い。そしてあまり相手に合わせようという気は無い。これならあなたおひとりでやった方が…。

ということで今一つの気分を抱えて帰ったのでした。
でも、ブログ検索したところちゃんと楽しんで帰ったお客さんもいたようなので、こちらの受け取り方の問題かも。
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by soymedica | 2014-02-17 20:41 | 能楽 | Comments(0)
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