国立能楽堂6月普及公演 昆布売 天鼓

d0226702_16262314.jpg国立能楽堂普及公演6月
6月8日(土)13時より
正面席4500円

解説 魂鎮めのうた 村瀬和子

狂言 昆布売 (和泉流)
シテ(昆布売)高沢祐介、アド(何某)前田晃一

能 天鼓(宝生流)
シテ 武田孝史、ワキ 高井松男、アイ 三宅右近
笛 一噌幸弘、小鼓 鵜澤洋太郎、大鼓 佃良勝
後見 高橋章、渡邉茂人
地謡 三川淳雄 ほか


わずか数日前なのにもうだいぶ昔のことのよう。身障者用スペースに車でつけたおばあさまが、車から能楽堂入口までの数メートルで陽にあたるのを嫌って、運転してきた息子と思しき人に日傘をさしかけさせるのに仰天。本日一番の見どころだったかも。

さて、解説。女子高校生の団体のため、とおっしゃって大分詳しい。狂言の説明もありました。「小浜の昆布」は高級昆布ですが、小浜にはここから世阿弥が流された土地として、昭和62年(1987年)に世阿弥の碑が建立されたそうです。
そして天鼓の解説では、理不尽に子供を殺される能として、「藤戸」と対比して説明してくださいました。


昆布売は何某はタツノオトシゴ模様の長袴、昆布売りはエビ模様の肩衣でおしゃれ。瘤を謡節、浄瑠璃節、踊り節で売るところが見せどころ。動きがあって楽しい。


天鼓。正先に鼓が出されます。観世より若干地味。でも、今回登場の勅使のワキの衣装がとっても派手で盛り上がります。橋掛かりが王伯の家ということで、三の松前で子供を失った王伯が嘆きます。今回のこの面、名前をチェックして出てくるのを忘れましたが、あんまり好きな面では無かったのが残念。

ワキが王伯を迎えに一の松まで行きますが、やっぱりこの方、立つとき相当つらそうです。また、向きを変えるときもちょっとぎごち無い印象。

シテの謡はちょっと特徴があって好き嫌いがあるとは思いますが、このシテ、好いなと思って調べたら檀風のときの評判の良かったツレでした。上品ですっきりした感じですね。

後シテの天鼓少年が現れて喜びの舞を舞います。この楽しそうな息子の様子を王伯、王母は見られたのか、とっても気になりました。

本日小鼓の音がとっても良かった。すごく耳に残りました。地謡はもっとパキっとした感じでやってほしかったな。
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by soymedica | 2013-06-15 16:54 | 能楽 | Comments(0)
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