神秘域 その弐 野村萬斎×杉本博司

d0226702_12252354.jpg神秘域(かみひそみいき)その弐
野村萬斎×杉本博司 三番叟公演

2013年4月26日(金) 19時より
@渋谷文化総合センター大和田 さくらホール
A席8000円

能楽囃子
笛 藤田六郎兵衛、小鼓 吉阪一郎、大鼓 亀井広忠、太鼓 大川天良

附子 
シテ(太郎冠者)高野和憲、アド(次郎冠者)深田博治(主)月崎晴夫

三番叟
三番叟 野村萬斎、千載、中村修一
笛 藤田六郎兵衛、小鼓頭取 吉阪一郎、脇鼓 上田敦史、荒木建作、大鼓 亀井広忠


まあ、普通に働いている人に見せようかと思ったら開始はこの時間でしょう。でも、お客さんは「ギョーカイの人」といった感じのファッショナブルな男女が多かったから「普通」ではないかも。
そしてそんな中で私の隣の二人連れのおばさん(おばあさんに近いかな)は、演歌と踊りを愛するお二人らしい。踊りの先生に勧められてきたようなお話をなさっている。狂言を見るのは初めてらしく、楽しんでくれたかな。

舞台の真後ろ真ん中に橋掛かりがついていて、そこからすぐに向かって左に折れ、舞台裏へ続く構造。
能楽囃子は良かったです。藤田六郎兵衛と亀井広忠はいつものことながら上手。小鼓、太鼓の人も初めてでしたが良かったです。

そして、前座と思っていた(失礼)附子がとても良かった。いつもの能楽堂の雰囲気と違うと若い演技が余計引き立つということもあるかもしれませんが、面白かった。


さて、三番叟。雷のような、植物の根のようなデザインの幕が頭上に降ろされます。そして、これが場面に応じて光るしかけ。雷が鳴ると作物が良く育つと言うな―、と思いました。
萬斎の衣装も稲妻模様。
考えてみると三番叟って普通は能舞台の煌々たる平板な照明の下でやられますが、昔はかなり陰影のある場所で踊られたものでしょう。ですからホールで色々な仕掛けの照明のもとで演じられても不自然ではないし、却って面白い。

そして萬斎の派手な踊りと、亀井広忠の派手な大鼓がピタッとはまって面白かった。大嵐のために殆どみられる人のいなかった横浜公演では万作、忠雄の組み合わせもみられたらしく、それもまた良かったろうな。
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by soymedica | 2013-05-01 12:27 | 能楽 | Comments(0)
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