国立能楽堂普及公演3月 薩摩守 竹生島

d0226702_11305948.jpg国立能楽堂3月 普及公演
3月9日(土)13時より
正面席4800円

解説・能楽あんない 弁財天は女体にて 馬場あき子

薩摩守(和泉流)
シテ(出家) 野村万禄、アド(茶屋) 野村万蔵、小アド(船頭)野村萬

竹生島(宝生流)
シテ 田崎隆三、ツレ 小倉健太郎、ワキ 高井松男、ワキツレ 梅村昌功、則久英志
アイ 吉住講
笛 寺井義明、小鼓 久田舜一郎、大鼓 柿原光博、太鼓 金春國和
後見 宝生和英、大友順、小倉伸二郎、藪克徳
地謡 小倉敏克ほか


今年は点鼻薬だけでは乗り切れないかとおもい経口抗アレルギー薬を飲んだのが間違い。前の晩早くに飲んだのにキャリーオーバーで眠い。せっかくの馬場あき子の名解説も後半起きていられず。
でも、能を見る人の中でだけ皆がトリビアを共有している竹生島、スゴイ…。東京では特に歴史に興味がある人でなければ、どこにあるのかも知らないのではないだろうか。

薩摩守、観たかったけれど、ちょっと失礼してリフレッシュ。竹生島に備えました(実はこちらをしっかり観た方が良かったのでは、と後から思ったのですが)。

「月海上に浮かんではウサギも波を走る」の文句が有名な竹生島。ワキの高井松男の装束の模様もウサギです。
解説や詞章を読むと、とても美しい作品のように感じるのですが、ボーットした私の頭にも「これはどうか」と思うほどあまりさえない舞台でした(ボーッとしているからかもしれませんが)。宝生流って出来不出来(あるいは演者によるのか)の差が激しい。

そもそも高井松男が、セリフを入れるところを二度も間違え、シテのセリフが終わらないうちに話し始める。流儀によってシテのセリフが違うためかとも思うけれど、「海士の釣り舟にて候らうほどに」というところで話し始めるのは、相手の言うことを聞いていないのでは?
そして、囃子も笛と小鼓の調子が宜しく無く…。

狂言方はまあ危なげなかったものの、シテもいささかポーズが決まらなかった。

鏡の間の比較的奥まで見渡せる席に座っていたのですが、シテが演技を終えて戻ってくると後見がお辞儀をして迎える、その平伏に近い宝生和英のおじぎが本日一番きれいだった。


ところで内容と直接の関係は無いですが、中世の人の地理・宗教感覚の一端を知ることができる
岩波新書「龍の棲む日本 黒田日出男」面白いですよ。
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by soymedica | 2013-03-15 11:30 | 能楽 | Comments(4)
Commented at 2013-03-22 09:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soymedica at 2013-03-22 13:35
鍵コメの方、温かいお言葉ありがとうございました。
実は私も若いころは絵は泰西名画、音楽はクラシックだったのですが、アメリカに二年ほど住んで、「日本の芸術もちょっと素敵」と思いだしたクチです。
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented at 2013-03-23 16:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soymedica at 2013-03-23 19:59
悟ったというか、あきらめたというか、年取って怒るエネルギーが無くなったというか、でございます。Soymedicaはスペイン語でsoy medicaです。私の職業から来ています。
能のブログとして古くて人気のあるのはクリコさんのものです。こちらも是非ご覧になってください。おそらく書き手は若い女性。能楽師も注目しているみたいです。面白いですよhttp://kuriko.jugem.cc/
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