銕仙会3月定期公演 高野物狂 通円

d0226702_17264227.jpg銕仙会3月定期公演
3月8日(金)18時より@宝生能楽堂
正面席6000円

高野物狂
シテ 浅井文義、子方 長山凛三、ワキ 工藤和也、アイ 山本泰太郎
笛 松田弘之、小鼓 幸正昭、大鼓 柿原崇志
後見 観世銕之丞、北浪昭雄
地謡 野村四郎ほか

通円
シテ 山本東次郎、ワキ(僧) 山本則秀、アイ 山本凛太郎


初観能のお嬢さんと二人で。突然行くことに決まったので、やや地味目の演目(やっぱり初回は熊野などの装束のきれいなもの、石橋などの動きのあるものが定番では)。
でも、私前々からこれを見たかったのですよね。

高野物狂は直面もの。装束も地味目ですが、子方がいるのでちょっとそこに花が。
主君の命日のために菩提寺に参詣した四郎のもとに、主君の遺児春満からの手紙が。「親の成仏のために出家する」という内容。すごーーーく立派なお手紙。これを書いたのが子方の凛三くんとは信じられない。

行方知れずになった春満をあてどなく探す四郎。高野山で再開する二人。それまでの間の物狂いとなった四郎の様子が見どころ。

私の理解としては、これは本来的に男色の話だったのでは。春満が子方でなくてりりしい青年だったら何となくわかる話。
しかも観世流だと「お家が絶えるのは宜しくない」と、春満は出家をやめますが、他流だと四郎、春満そろって出家するのですよね。だからホラ…。

「なんでご主人の息子にあそこまで尽くすのでしょうね」というお嬢さんの質問に上記のように答えたら凄く納得してくれましたが、一応私の創作であるとは断っておきました。


通円。ずーっと見たかった狂言で東次郎とはラッキーな。でも、初心者にみせるものでは無いですね。ま、しょうが無い。

本当に本当に能のパロディーで笑えました。
途中で団扇を腰にさしたひしゃくに持ち替えたりするので着物の裾が下がったら、正面を向いたままさりげなく自分で直すので、びっくり。

大変満足したところで葵上に心を残したまま退散。

初観能のご感想は、(幸正昭の後ろに後見で出てきた)「田邉恭資が好みのタイプ」だそうです。あ、それと彼女は田村良平(村上湛)のそばに座っていたのですが、「あの人素敵」、だそうです。


写真はカクテル「東京駅」
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by soymedica | 2013-03-11 17:30 | 能楽 | Comments(0)
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