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大槻秀夫二十三回忌追善 東京清韻会別会 景清 泣尼

大槻秀夫二十三回忌追善 東京清韻会別会 景清 泣尼_d0226702_1159673.jpg大槻秀夫二十三回忌追善 東京清韻会別会
2013年3月2日(土)13時より@観世能楽堂
正面席 10000円

景清 松門之会釈 小返
シテ 大槻文蔵、トモ 馬野正基、ヒメ 長山桂三
ワキ 宝生欣哉
笛 一噌仙幸、小鼓 大倉源次郎、大鼓 亀井忠雄
後見 野村四郎、赤松禎英
地謡 観世銕之丞ほか

泣尼
シテ 山本東次郎、アド 山本則秀、山本則俊(尼)


もうだいぶ前になってしまったのでさらっと思い返して。
うららかな春と言う感じの午後、能楽堂まえの梅の花も開いていました。

景清も大槻文蔵も好きなので、切符買ってみました。最後に海人があったのですが、それは時間の関係で見られず。私、海人と自然居士とは縁が無いのですよね。
大槻文蔵一門&銕仙会。

あ、ワキはプログラムにあった宝生閑では無くて欣哉だった。ここのところずっとお見かけしませんが、閑さん、お会いしたいですー。

イメージの中で大槻文蔵と流浪して盲目の乞食になる景清とがどうしても重なり合わなかったのですが、とても良かったです。作りものの中から謡いだすところ、「御身は花の姿にて」と謡うところ、見どころ、聴きどころもとても満足。もう一度観たいなと、思わせるものでした。
でも、なぜか見所のお客さんの集中度が低く、そこが残念。

泣尼との間に姨捨の素謡、仕舞が入り、泣尼のあとにさらに仕舞、海人。能二つと狂言一つで良いのではと思いますが、そこは家の会だと色々やりたいのかもしれません。

泣尼。とっても面白かった。説法に呼ばれて行く坊さんの東次郎。効果的に泣いてくれるはずの尼が説法の最中に寝ちゃう…。やっぱり東次郎は面白い。
日経夕刊の「心の玉手箱」に昔はスピードスケートをやっていたと書いていたので、運動神経も良いのでしょうね。
by soymedica | 2013-03-07 12:02 | 能楽 | Comments(0)
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