国立能楽堂1月定例公演 節分 葛城

d0226702_20312176.jpg国立能楽堂 1月 定例公演
1月18日(金)18時30分
正面席4800円

狂言 和泉流 節分
シテ 野村萬斎、アド 高野和憲
笛 松田弘之、小鼓 住駒匡彦、大鼓 亀井実

能 金春流 葛城
シテ 高橋忍、ワキ 工藤和哉、ワキツレ 則久英志、梅村昌功
アイ 深田博治
笛 松田弘之、小鼓 住駒匡彦、大鼓 亀井実、太鼓 金春國和
後見 高橋汎、横山紳一
地謡 金春安明ほか


まだまだ14日の雪が残っている都内。さすがに道路はもうチェーンなしで走れますが、能楽堂の中庭はこんな感じ。

狂言はちょっと季節を先取りして節分。有名な曲ですが、初めて見ました。パンフレットの配役はアドが野村万作でしたが、チラシは高野和憲。どうやら正月このかた万作体調不良とか。重大事でなければ良いのですが。

蓬莱からやってくる間抜けな鬼。面は武悪だとおもうのですが、お間抜け感たっぷり。そして野村萬斎は間抜けな役がものすごくぴったり。
囃子にのって調子良く日本にやってきた鬼(日本に着くと囃子はひっこみます)。人間の女房の気を引こうと歌ったり踊ったり鬼は忙しい。鬼の台詞、謹厳な国立能楽堂にはあるまじき猥雑さ。だーれもクスリともしないのだけれど…。萬斎鬼は謡もうまいけれど、台詞の間の取り方が絶妙でおかしい。そして高野との息がぴったり。
でも、面をかけて謡うというのは苦しいのか、かなり息が荒くなるのだな、と比較的前の席だったので分かりました。

満斎は疲労骨折とのことですが(左足小指の中足骨)、無理して使うとくっつかないよ…。

葛城は演者の好きな曲なのでしょうか。もう見るのは四回目かな。実は今回の舞台が一番印象に残った。綺麗というか、ピシッとした感じの神様。自分の運命にはこの選択肢しかなかったから受け入れましょう、という感じに見えました。
そして今まで見た中で装束が一番派手。白い水衣の下はオレンジの着物でした。面は大変美人な増(夜目遠目傘のうちと言いますが、笠かぶっているとさらに凄い)。

大変失礼ながらちょっと考え事をしていたので、謡も囃子もあまり印象にのこっていないのですが、ビジュアル的にシテが大変印象に残った舞台でした。

…ところで、スキャナーを買ったのですよね。試みに今まで観た舞台のパンフレットを全部デジタル化してみました。
本棚が狭くなったら国立のプログラムと雑誌「観世」を自炊してみようかしらん。検索しやすいし。
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by soymedica | 2013-01-22 20:33 | 能楽 | Comments(2)
Commented by いち観客 at 2013-01-28 01:46 x
葛城ですが、誤記があります。金剛流ではなく金春流です(このコメントは特に公開を希望するものではありません)
Commented by soymedica at 2013-01-28 20:56
いち観客さま、ありがとうございました。訂正の記録を残すためにコメント表示させていただきました。
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