橘香会 鉢木

d0226702_21554921.jpg橘香会
2012年10月20日(土)13時より@国立能楽堂
S席12000円

鉢木
シテ 梅若万三郎、ワキ 森常好、ワキツレ 舘田善博
アイ(太刀持) 石田幸雄、(早打)中村修一
笛 栗林祐輔、小鼓 幸清次郎、大鼓 亀井忠雄
後見 梅若万佐晴、青木一郎、中村裕
地頭 伊藤嘉章



おうちの会というのは、客層が国立定例とは全く違って面白い。正面席のド真ん中にはヨーロッパ系と思しき西洋人の一団。外交官ナンバーで乗り付けていました。

鉢木、の話って有名で子供のころから何となく知っているのですが、何か本にでもあったのですかね。親から聞いたのか。そういう忠義の話はバカにしそうな両親ですが。

(子供のころ「忠臣蔵ってどんな話?」って聞いたら「偉い人にわいろをやるのを忘れた殿様が意地悪されてヒステリーを起して切腹する羽目になって、その部下が偉い人に復讐してやっぱり切腹する話」と説明してもらったことがある…。)



でも、能の鉢木、面白かったですよ。一度この梅若万三郎のシテを見てみたいと思っていたのですが、曲とシテの雰囲気が合ってとても良かった。上品そうでそんなに力強そうには見えないし。

前に大蔵長十郎の追善会で江口の一調を安福建雄とやったときにはあまりに会場がざわざわしていて(休み時間の直後だった)よくわからなかったのですが、しみじみ味わいのある謡でした。

かなり長く座っていたあと、後見がさりげなく手を貸したようにも見えたのですが、動作も上品で綺麗でした。

こういう、現在物というのでしょうか、曲では後半でシテが舞ったり、勇ましく長刀を振り回したりする見せ場があるのが普通ですが、それのない地味な曲。でも全く飽きさせなかったのはシテの実力のなせる技かと。曲に力があるためでもあるでしょう。


実は本日はこの後の道成寺の開きがメインだったのですが、何せ歩けない父と右手の使えない母を何とかしないといけないので、失礼したのでした。
二人とも回復は順調です。
[PR]
by soymedica | 2012-10-23 21:50 | 能楽 | Comments(0)
<< ござる乃座47th 花子 茸 神遊 徹底解剖!〜秘伝〜道成寺 >>