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粟谷菊生 能語り
粟谷菊生 能語り 粟谷明生編 ぺりかん社2007年10月19日 初版第一刷


人間国宝の喜多流能役者粟谷菊生に息子の明生がインタビューする形の本です。ひょうきんな人柄で愛されたという菊生が、思い出を息子に語る形。双方の性格にもよるのでしょうが、こんなに仲の良い父息子というのも珍しいのでは。

菊生の若いころの写真が何枚か載っているのですが、この人とてもハンサムだったのですね。素人弟子のお嬢様を射止めて結婚したというのも納得できます。

能役者は職人になって、完璧な型で演じ、謡え。文句を間違えたりとちったりするな。瓔珞がやたらに動くような歩き方をするな…。完璧に演じると客が想像力を働かせやすい。と、語っています。
本当にそう思います。絶句なんかもってのほかですよねー。

年を取って先輩がいなくなってくると、自分の欠点を指摘してくれる人がいなくなってしまう。でも、「お弟子さんは僕の癖を誇張して出してくれるから、良い見本なの。お弟子さんの謡、舞をみてると、なるほど自分はこういう風になっているのだと良く分かる。それで自分のまずいところを正すことができるんだ。」と語っています。

ひょうきんもので通っていたようですが、頭の良かった人だということがよくわかります。また、「次男はでしゃばってはいけない」と、装束の収集もせず(流儀はそれでもめていますよね)、演目の主張もせず、という人だったのでなおさら可愛がられたのでしょう。

息子の明生もダイエットと稽古にはげみ、人間国宝をめざしてほしいな。
by soymedica | 2012-02-03 17:02 | 本・CD・その他 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 粟谷明生 at 2012-02-03 23:48 x
宣伝ご協力有難うございます。
出来ましたら、菊夫を菊生に訂正が出来ましたら、嬉しいです。
よろしくお願い申し上げます。
Commented by soymedica at 2012-02-04 08:37
大変に失礼いたしました。訂正いたしましたので、天国のお父様にもお伝えくださいませ。
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