粟谷菊生 能語り 粟谷明生編 ぺりかん社2007年10月19日 初版第一刷人間国宝の喜多流能役者粟谷菊生に息子の明生がインタビューする形の本です。ひょうきんな人柄で愛されたという菊生が、思い出を息子に語る形。双方の性格にもよるのでしょうが、こんなに仲の良い父息子というのも珍しいのでは。 菊生の若いころの写真が何枚か載っているのですが、この人とてもハンサムだったのですね。素人弟子のお嬢様を射止めて結婚したというのも納得できます。 能役者は職人になって、完璧な型で演じ、謡え。文句を間違えたりとちったりするな。瓔珞がやたらに動くような歩き方をするな…。完璧に演じると客が想像力を働かせやすい。と、語っています。 本当にそう思います。絶句なんかもってのほかですよねー。 年を取って先輩がいなくなってくると、自分の欠点を指摘してくれる人がいなくなってしまう。でも、「お弟子さんは僕の癖を誇張して出してくれるから、良い見本なの。お弟子さんの謡、舞をみてると、なるほど自分はこういう風になっているのだと良く分かる。それで自分のまずいところを正すことができるんだ。」と語っています。 ひょうきんもので通っていたようですが、頭の良かった人だということがよくわかります。また、「次男はでしゃばってはいけない」と、装束の収集もせず(流儀はそれでもめていますよね)、演目の主張もせず、という人だったのでなおさら可愛がられたのでしょう。 息子の明生もダイエットと稽古にはげみ、人間国宝をめざしてほしいな。 宣伝ご協力有難うございます。 出来ましたら、菊夫を菊生に訂正が出来ましたら、嬉しいです。 よろしくお願い申し上げます。 大変に失礼いたしました。訂正いたしましたので、天国のお父様にもお伝えくださいませ。
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