喜多流職分会

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喜多流職分会 平成23年5月自主公演能
2011年5月22日12時 十四世喜多六平太記念能楽堂
全席自由席 6000円

橋弁慶 
シテ 内田安信、シテツレ 佐藤寛泰、子方 内田貴成
アイ 大蔵吉次郎、アイ 大蔵教義
後見 粟谷辰三、塩津哲生
大鼓 佃良勝、小鼓 住駒充彦、笛 寺井義明
(45分)

狂言 口真似
シテ 大蔵彌太郎、アド 大蔵千太郎、小アド 大蔵基誠

湯屋
シテ 高橋呻二、シテツレ 塩津圭介 
ワキ 福王知登 ワキツレ 村瀬提
後見 高林白牛口二、金子匡一
大鼓 安福光雄、小鼓 鵜澤洋太郎 笛 寺井宏明(?)
(90分)

仕舞 網の段 
狩野琇鵬

船橋 附祝言
シテ 粟屋能夫 シテツレ 大島輝久
ワキ 福王和幸、ワキツレ 喜多雅人、ワキツレ 村瀬慧
アイ 宮本昇
後見 粟屋幸雄 佐々木宗生
大鼓 柿原弘和、小鼓 大蔵源次郎、 笛 藤田次郎(?)、太鼓 助川治
(80分)



まず、橋弁慶
子方がかわいらしくセリフを言って立ち回りもする、というもの。でも五条の橋で千人切りするのって、弁慶じゃなかたっけ?牛若丸が千人切りするのだったけ。どうやらシテは子方のおじいちゃんらしい。子方はセリフも元気よく、うでがしびれちゃうよ(?) と思いながらもかっこよく決まって、かわいらしい。本当の年齢は何歳なんだろうか(12,3歳の、とセリフでは言われている)。子方のでるものなのに、お友達があんまり見に来てないですね。残念。
おじいちゃんのほうは途中でセリフを忘れちゃって、地謡がプロンプトしてた(とても良い声の人でしたが、誰だったのだろう)。



狂言はなかなか面白かった。これは彌太郎が可笑しい。小アド(酒癖の悪い近所の人)、の退場がもう少しなんとか工夫があるのかと思ったけれど。


湯谷

現代だったら我儘なベンチャー企業の社長と美人で心根優しい愛人の物語、と言ったところでしょうか。これで愛人を里に帰さず、彼女がお母さんの死に目に会えなかったら、「おれが悪かった」と心から謝るのだけれど、きっとまた同じようなことを繰り返すという金と権力はあるダメ男…。

ここでもまたまたシテツレ(朝顔)がセリフを忘れて地謡に教えてもらってた。大丈夫?

シテは手がごつい人。前のほうの席だったので妙に気になる。
人気曲とのこと。うーーん。
ワキは福王というからには福王和幸と兄弟?三白眼の眠そうな感じがよく似ている(失礼)。


仕舞。この人とっても高齢なのかしらん。厳しい先生という感じ。髪の毛は染めないほうが(あ、私個人の好みです)。


船橋

これが本日のお目当て。シテの粟屋能夫が良かった(直面の前半もなにやら怪しげな感じが出ていた)。またまたシテがセリフを教えてもらっていたけれど、たぶんそれはシテツレがセリフを飛ばしたせいだと思う。



笛はどう見ても湯谷と船橋、同じ女の人なのだけれどどうなっているのだろう。この人、きっと前にも観世会で聞いたことがある人で私は好きだけれど、この人ばっかりたくさん働かせて大丈夫なのかな。


見所は今までで一番平均年齢高し。の前のほうに座っていたのだが、全員が謡本片手。皆さんお弟子さんなのかな。しかしお客さんが謡本を持って見ているとわかっていてセリフ忘れちゃうってちょっと…。



参考:
湯谷  演目別にみる能装束 観世喜正・正田夏子 淡交社
    あらすじで読む名作能50 多田富雄 世界文化社
    能の鑑賞講座 1 三宅襄 檜書店
湯谷 橋弁慶
    能の表現 清田弘 草思社
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by soymedica | 2011-05-22 20:36 | 能楽 | Comments(2)
Commented at 2011-05-23 11:18 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by soymedica at 2011-05-24 14:48
うわー、コメントありがとうございます。実はブログ、いつも拝見して勉強しております。憧れの方からコメントいただけて感激しています!!へーーー、あの笛の人男の人だったのですか?絶対絶対女性だと思っていました(汗)。昨日も観世会の2部で活躍していました。今後とも色々教えてください。
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